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2例目 三心房心、部分肺静脈還流異常

6歳、6kgの三心房心、部分肺静脈還流異常。左の肺静脈が全部、垂直静脈で無名静脈に流れ込んでいる。右の再静脈は三心房の右房でも左房でもないところに流入していて、左房との隔壁に小さな穴があいている。心房中隔欠損はなし。手術はL先生、A教授、僕、D君。心停止後に心房中隔を切開して左房内の隔壁を切除。垂直静脈を切離して左心耳と吻合。その後に心房中隔を閉鎖して終了。興味深い形態の疾患。

心臓先生がお休みで、L先生は独り立ちのタイミングなのかもしれない。A教授も人工心肺にのせる前に来たけど、心肺にのせておけよ、と言って一旦出て行き、心停止後にやってきた。そして、垂直静脈と左心耳の吻合がまだ終わらないうちに出て行った。L先生よりも下の人間の前立ちでもできるようにということなのだろうけど、手順は覚えていないし、まだMUF中なのに脱血管を抜こうとするし、もういろいろと大変。さ、次はこうしてこうしてと遠慮しながら伝えながら手術が進んでいく。僕は下だからあまり言いたくないし、言えないし。せめて、毎日やっているルーチンのことだけでもいい加減覚えてくれ〜!!学生さんとも同じ事をやらないといけないことになるんだから〜!!



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このブログの登場人物
A教授:この病院のボス。手術中の紳士的な態度もさることながら、普段の笑顔も素敵。 H先生:A教授と同じ立場のボス。手術中は吠える鬼神に化す。手術を離れるとびっくりするくらい温かい人。実はいろいろな人のことをよく考えているのはこの先生。スロバキア人。 心臓先生:定年まじかのベテラン心臓外科医。みんなの指導医で、論文の数も凄まじく、統計処理も天才的。アフリカのブルンジ人。 J先生:兄貴のような執刀医。明るくて楽しいのだけど、感情の起伏が激しくて手術中は叫びまくることも。でも、その次の瞬間には笑っている。ギリシャ人の血をひくドイツ人。2012年の8月からベルリンの小児心臓外科のボスとして赴任。 C先生:推定年齢45~48歳の女医さん。だれも本当の年齢は知らない。長くこの病院に勤めていて、J先生の去った後、ようやく執刀医の位置に。ドイツ人。 L先生:J先生の後がまで赴任してきた先生。アメリカで修行した経験あり。ドイツ人らしい慎み深いいい人。 P先生:30歳の唯一の若者。元気でいい奴だけど、ちょっと性格が悪く看護師さんからは嫌われていたりいなかったり。H先生と同じスロバキア人で、H先生の保護下にいる。やや過保護?! D君:元々はスクラブナースだったけど才能を見いだされて手術アシスタントに。
プロフィール

遮断鉗子

Author:遮断鉗子
心臓外科医のブログです。
小児心臓外科医(35歳 心臓外科 10年目)のドイツ留学記です。
2010年7月からドイツに。

毎日の手術の事を中心に。ドイツビールの紹介もしていきます。

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心臓を熱く語る、勉強するみんなの会です!! こちらにも遊びにきてくださ~い!!
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