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ファロー四徴症根治術

4ヶ月、5kgのファロー四徴症。肺動脈弁輪は普通の大きさの70%くらいで、右室流出路の狭窄はそれほど強くない。手術はC先生、僕。心室中隔欠損はフォローらしいmalalignしたoutlet。3時から0時くらいのところまでは心臓の外から右室流出路をぐっと指で押して、反対の手で三尖弁を拘で引いてあげる。自分で視野だしができないC先生もこれでスムーズに針糸をかけられる。右室流出路は肺動脈と右室を切開して弁輪を温存。肺動脈弁は二尖弁。交連切開のみ。あとは風船で弁輪を拡大。これでほぞ正常経になった。右室と肺動脈を自己心膜パッチで拡大。問題なく手術は終了。

人がいないとはいえ、僕と二人で手術をするC先生の『独り立ちした感』は相当なものだと思う。僕と手術できたら一人前的な。笑

それにしても、C先生は上手になったと思う。僕がこんなことを言うのは生意気だけど。独り立ちをして、上の人がつかなくなってから特に上手になった気がする。一人でやらないといけないという状況になると初めて成長する、と昔聞いたことがある。それはそのとおりかもしれない。そういう場所を僕もそろそろ見つけたい。


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風船による弁輪拡大

おつかれさまです。
弁輪拡大についてお聞きしてもよろしいでしょうか?
風船で弁輪を拡大するとのことですが、例えば、弁輪のサイズをはかるときのへガールのようなものでも多少は拡がるような気がするのですが、風船で拡げる利点のようなものはありますか?

Re: 風船による弁輪拡大

yasuさん、コメントありがとうございます!!

風船で膨らませるメリットは、この方法を始めたばかりなのでいまのところよくわかりません。ご指摘の通り、へガールでも広がりますし、以前はそうしていました。現在はへガールで拡大後に風船で膨らましています。数例やってみた印象では、へガールで広げられる限界(何を限界と言うかは難しいですが。従来のへガールだけのときよりも、と言ったほうが正確かもしれませんが)よりもさらに1〜2mm広がります。それが術後短期、もしくや長期にどう変化するかはこれから調べていくようです。

話は変わりますが、もしお時間があれば、10月18日の飲み会に参加して頂きたいと思っております。ご考慮いただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします

また、気軽にコメントお願いします!!

ありがとうございます

返信ありがとうございました。
へガールの方が固くてよく拡がるかな、と思っていたのですが、風船の場合は弁輪に対して径が拡がる方向に直接力を加えることができるのでへガールよりも拡がる可能性はありますね。
どのくらいの弁輪径まで温存できるか、というのがよく議論になりますが、自分は交連の真下の三角形の部分の筋肉まで丁寧に切ると、弁輪が拡がってくれる印象を持っています。
ただ、弁輪温存ができるかどうかを迷うような場合は、弁尖そのものの性状が悪いことも多く(分厚く可動性も悪い、など)そういう場合はせっかく温存しても将来の弁機能としてはどうかな、と思うこともあります。逆に、弁輪が多少小さくても弁の性状が良い場合は、頑張って弁輪を温存すると良い結果に結びつくのではないかと思います。
飲み会お誘いありがとうございます。学会は参加できるかどうかがまだわからないのですが、参加できればぜひ伺いたいと思います。その際はご連絡いたします。

Re: ありがとうございます

yasuさん、コメントありがとうございます!!

僕は自分自身では手術したことがないのではっきりとは言えないのですが、yasuさんの仰る通り、僕も弁輪の温存はそもそもの径と同じく弁尖の性状も重要だと感じています。ですから、話しが少しずれますが、症状がでる前の早い段階で手術をするほうがいいのかもしれないと思ったりもしています。

飲み会で是非お会いしたいです。予定が確定しましたら、連絡を頂けると嬉しいです!!お待ちしています!!

また、気軽にコメントお願いします!!
このブログの登場人物
A教授:この病院のボス。手術中の紳士的な態度もさることながら、普段の笑顔も素敵。 H先生:A教授と同じ立場のボス。手術中は吠える鬼神に化す。手術を離れるとびっくりするくらい温かい人。実はいろいろな人のことをよく考えているのはこの先生。スロバキア人。 心臓先生:定年まじかのベテラン心臓外科医。みんなの指導医で、論文の数も凄まじく、統計処理も天才的。アフリカのブルンジ人。 J先生:兄貴のような執刀医。明るくて楽しいのだけど、感情の起伏が激しくて手術中は叫びまくることも。でも、その次の瞬間には笑っている。ギリシャ人の血をひくドイツ人。2012年の8月からベルリンの小児心臓外科のボスとして赴任。 C先生:推定年齢45~48歳の女医さん。だれも本当の年齢は知らない。長くこの病院に勤めていて、J先生の去った後、ようやく執刀医の位置に。ドイツ人。 L先生:J先生の後がまで赴任してきた先生。アメリカで修行した経験あり。ドイツ人らしい慎み深いいい人。 P先生:30歳の唯一の若者。元気でいい奴だけど、ちょっと性格が悪く看護師さんからは嫌われていたりいなかったり。H先生と同じスロバキア人で、H先生の保護下にいる。やや過保護?! D君:元々はスクラブナースだったけど才能を見いだされて手術アシスタントに。
プロフィール

遮断鉗子

Author:遮断鉗子
心臓外科医のブログです。
小児心臓外科医(35歳 心臓外科 10年目)のドイツ留学記です。
2010年7月からドイツに。

毎日の手術の事を中心に。ドイツビールの紹介もしていきます。

心臓同好会
心臓を熱く語る、勉強するみんなの会です!! こちらにも遊びにきてくださ~い!!
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