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ファロー四徴症根治術

11ヶ月、8kgのファロー四徴症。肺動脈の弁輪径はほぼ正常。手術はC先生、L先生、僕。大動脈弁の騎乗が強く、ダクロンではなくて柔らかいゴアテックスのパッチでトンネルを造るように心室中隔欠損を閉鎖。その時に心室中隔を少し切開して、左室流出路を拡大。三尖弁越しに右室流出路を拡大。肺動脈を切開して交連部を切開。今日もバルーンで弁輪を拡大。肺動脈は自己心膜で閉鎖。

L先生のトレーニングはついに、C先生の前立ちでC先生のやっているレベルの手術を学ぶ段階に来た。すぐに、ファロー四徴症の手術はL先生がやるようになるのだろうな。しかし、ファロー四徴症は絶対2助手の方からの方がよく見える。特に(自分でやる時にきっと迷うのは右室流出路の筋束の切除だと今は思っているのだけど)、右室流出路は2助手からは丸見え。今日は少し圧差が残って、あそこを切らなかったからだろう、と思ったり。L先生はどんなファロー四徴症の手術をするのだろう。

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このブログの登場人物
A教授:この病院のボス。手術中の紳士的な態度もさることながら、普段の笑顔も素敵。 H先生:A教授と同じ立場のボス。手術中は吠える鬼神に化す。手術を離れるとびっくりするくらい温かい人。実はいろいろな人のことをよく考えているのはこの先生。スロバキア人。 心臓先生:定年まじかのベテラン心臓外科医。みんなの指導医で、論文の数も凄まじく、統計処理も天才的。アフリカのブルンジ人。 J先生:兄貴のような執刀医。明るくて楽しいのだけど、感情の起伏が激しくて手術中は叫びまくることも。でも、その次の瞬間には笑っている。ギリシャ人の血をひくドイツ人。2012年の8月からベルリンの小児心臓外科のボスとして赴任。 C先生:推定年齢45~48歳の女医さん。だれも本当の年齢は知らない。長くこの病院に勤めていて、J先生の去った後、ようやく執刀医の位置に。ドイツ人。 L先生:J先生の後がまで赴任してきた先生。アメリカで修行した経験あり。ドイツ人らしい慎み深いいい人。 P先生:30歳の唯一の若者。元気でいい奴だけど、ちょっと性格が悪く看護師さんからは嫌われていたりいなかったり。H先生と同じスロバキア人で、H先生の保護下にいる。やや過保護?! D君:元々はスクラブナースだったけど才能を見いだされて手術アシスタントに。
プロフィール

遮断鉗子

Author:遮断鉗子
心臓外科医のブログです。
小児心臓外科医(35歳 心臓外科 10年目)のドイツ留学記です。
2010年7月からドイツに。

毎日の手術の事を中心に。ドイツビールの紹介もしていきます。

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