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心房中隔欠損閉鎖術 (側開胸)

5歳、16kgの心房中隔欠損閉鎖術。女の子だし親の希望もあって側開胸で。手術はC先生と僕。1助手のL先生が休みだったので、僕が前立ちに。6cmの切開で割と小さい切開だったけど、問題なくカニュレーション。欠損孔は小さくて直接閉鎖。手術場で抜管して終了。

C先生は手術の前から3人いないとできないと何度も言っていて、後から心臓先生を呼ぼうということになっていた。この手術は3人いてもあまり意味がなく、3人目の手を使おうと道具を狭い術野に入れるとさらに術者の作業スペースが奪われて苦しむ結果になることを何度も経験してきているのに。さらに2助手は術野が全く見えないから適切な位置での助手ができず結局邪魔になることも多い。ちゃんと助手してあげるから、2人でやろうよ、と思っていた。それを言ってしまうと余計に3人でやる事に固執するC先生の性格はお見通しだから言わなかったけど。カニュレーションが始まって心臓先生がやってきた。心臓先生はいつも僕と目を合わして手術室に入ってくるので、目で『はいらなくていい!!』と合図。心臓先生は感じ取ってくれて、麻酔科の位置から『二人でできているからそのままやりなさい。大丈夫。C先生ならできるよ』と励ましそのまま続行。結果的に手術は1時間台で終ったし、非常にスムーズだった。C先生も上機嫌。C先生にいつも以上に感謝されたけど、『2人でできた』ではなくて『2人だからできた』なんだよな〜。





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このブログの登場人物
A教授:この病院のボス。手術中の紳士的な態度もさることながら、普段の笑顔も素敵。 H先生:A教授と同じ立場のボス。手術中は吠える鬼神に化す。手術を離れるとびっくりするくらい温かい人。実はいろいろな人のことをよく考えているのはこの先生。スロバキア人。 心臓先生:定年まじかのベテラン心臓外科医。みんなの指導医で、論文の数も凄まじく、統計処理も天才的。アフリカのブルンジ人。 J先生:兄貴のような執刀医。明るくて楽しいのだけど、感情の起伏が激しくて手術中は叫びまくることも。でも、その次の瞬間には笑っている。ギリシャ人の血をひくドイツ人。2012年の8月からベルリンの小児心臓外科のボスとして赴任。 C先生:推定年齢45~48歳の女医さん。だれも本当の年齢は知らない。長くこの病院に勤めていて、J先生の去った後、ようやく執刀医の位置に。ドイツ人。 L先生:J先生の後がまで赴任してきた先生。アメリカで修行した経験あり。ドイツ人らしい慎み深いいい人。 P先生:30歳の唯一の若者。元気でいい奴だけど、ちょっと性格が悪く看護師さんからは嫌われていたりいなかったり。H先生と同じスロバキア人で、H先生の保護下にいる。やや過保護?! D君:元々はスクラブナースだったけど才能を見いだされて手術アシスタントに。
プロフィール

遮断鉗子

Author:遮断鉗子
心臓外科医のブログです。
小児心臓外科医(35歳 心臓外科 10年目)のドイツ留学記です。
2010年7月からドイツに。

毎日の手術の事を中心に。ドイツビールの紹介もしていきます。

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心臓を熱く語る、勉強するみんなの会です!! こちらにも遊びにきてくださ~い!!
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