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留学の仕方(1) まえがき

ブログに寄せられる質問で一番多いのが、『どうやって留学したらよいですか?』という難題。

この質問に答えるのはものすごく難しい。これは、『空はなんで青いの?』とか『こうのとりさんは僕をどこからつれてきたの?』という子どもの質問に答えるくらい難しい。それで、この質問を分解して一体何を知りたいか、を探るために何度か質問のメールをかえすことになるのだが、時間も手間ももったいないので、こちらの想像力も働かせながら、見ず知らずの人にややつっこんだ質問もすることになる。質問の仕方がきっと悪いのだろう。それが、きっと、

『ねえねえ、電話番号なに?、どこすんでんの?ねえねえ、Cカップ?今日のパンツ何色?明日の夜ヒマ?彼氏いんの?オレのこと好き?』

みたいな、デリカシー無し中学生的がっつき性欲男のような印象を与えてしまうのだろう。残念なことに、質問の意図を汲み取れないまま、『あ、いえ、そういうんじゃなかったんです。ごめんなさい。いいです。ごめんなさい。泣』的な返事があればいいけど、『きゃ〜へんた〜い!!』とどこかに走り去ってしまうことも少なくない。

きっと質問される方はマクドナルドのカウンターでフライドポテトのSを頼んだつもりだったけど、こちらはできるだけおいしい物をと思って、ジャガイモ畑に連れて行くような、そのくらいの思い違いがあるのだろうと思う。留学のことをちょっと知りたいな〜軽〜くね、というノリなのに、こちらはこの人の人生の大事な時間やキャリアのかかっていることだからできるだけ力になりたい、という重〜い態度で、その空気の重量差がすさまじいのだろう。

そういうわけで、前書きが果てしなく長くなってしまったが、この手の質問に、『あ、それはブログを読んでね〜』とかる〜く答えるために、『留学の仕方』という途方もないことを書いてみたいと思う。





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このブログの登場人物
A教授:この病院のボス。手術中の紳士的な態度もさることながら、普段の笑顔も素敵。 H先生:A教授と同じ立場のボス。手術中は吠える鬼神に化す。手術を離れるとびっくりするくらい温かい人。実はいろいろな人のことをよく考えているのはこの先生。スロバキア人。 心臓先生:定年まじかのベテラン心臓外科医。みんなの指導医で、論文の数も凄まじく、統計処理も天才的。アフリカのブルンジ人。 J先生:兄貴のような執刀医。明るくて楽しいのだけど、感情の起伏が激しくて手術中は叫びまくることも。でも、その次の瞬間には笑っている。ギリシャ人の血をひくドイツ人。2012年の8月からベルリンの小児心臓外科のボスとして赴任。 C先生:推定年齢45~48歳の女医さん。だれも本当の年齢は知らない。長くこの病院に勤めていて、J先生の去った後、ようやく執刀医の位置に。ドイツ人。 L先生:J先生の後がまで赴任してきた先生。アメリカで修行した経験あり。ドイツ人らしい慎み深いいい人。 P先生:30歳の唯一の若者。元気でいい奴だけど、ちょっと性格が悪く看護師さんからは嫌われていたりいなかったり。H先生と同じスロバキア人で、H先生の保護下にいる。やや過保護?! D君:元々はスクラブナースだったけど才能を見いだされて手術アシスタントに。
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遮断鉗子

Author:遮断鉗子
心臓外科医のブログです。
小児心臓外科医(35歳 心臓外科 10年目)のドイツ留学記です。
2010年7月からドイツに。

毎日の手術の事を中心に。ドイツビールの紹介もしていきます。

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