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留学の仕方(4) どこにいくか?

留学する上で、どうやって病院を決めるのですか?

これも、よく質問されます。これは、簡単です。自分の目的と合致した病院を選びます。日本国内で勤め先の病院を変えようとして、考えることと同じです。やりたいことはできるのか?学べることが学べるか?そこに自分にあたポストがあるのか?ということを考えて選びます。

その前段階として、どうやって世界中のあまたある病院から選び出すのか、という問題がある。最終的には、自分でそこに足を運びしばらく滞在して、自分の目で見て、そこの人と話をして、その場所の雰囲気を自分で感じ取って、候補を選ぶのが、当たり前だけどやっぱり正攻法だと思う。

では、どうやって、見学にいく病院を選び出すか?どうやって情報を仕入れるか?

最も信用できる情報は、非常に最近の情報を知っている、あるいはそこで働いている人に直接訊くことだと思う。昔そこに留学した先輩の先生の話は鵜呑みにしないほうがいい。その人たちが適当なことを言っている訳ではなくて、やっぱり過去は過去で、現状にあわないことが多い。法的な状況はこの数年でどの国でも大きく変わっているし、ボスが変わればそこでやってることは全くと言っていいほど変わることもよくあること。

情報を得る場所としては、国際学会も良い手段だと思う。そこにいると、どこがどんなことをやっているかを窺い知れるし、発表した人に話しかけて直接話ができる。だいたい、発表した後は自分の発表へのリアクションは気になるもので、そういう場所で『素晴らしい発表ですね』と話しかけられて嫌な気分になる人はいないし、そこで見学したい旨を伝えると、その人も成果としてよいお土産話にできるので、すんなりと話が進むことが多い。連絡先を教えてもらえれば、病院に見学に行ってもその人が世話してくれることも多い。

後は、地道だけど、論文から病院を選ぶ方法もある。論文の最初のページに書いてある、Corresponding authorのメールアドレスが記載されていることが多いので、そこに連絡をとってみる。ちょっと話はずれるのだけど、最近、どうしても論文をたくさん読む必要があって、どうやっても手に入らないものが20本近くあった。日本ならMRさんに泣きついて集めてもらったりもできるけど、ここではできない。だから、どうしてこの論文が必要かということと、自分のやっていることを書いて論文を送って欲しいと、このCorresponding authorに片っ端からメールを送ってみた。すると、8割以上が、すぐにメールで論文を送ってくれた。3割くらいが反応してくれればいいけどな〜と思っていたので、ちょっとびっくりした。研究者や論文を書く医師の心意気にちょっと感動した。なかには、ある有名な大学の教授で、だれでも知っている先生がいたのだけど、この先生は、僕が頼んだ論文以外に、これも読んだ方がいいよと、知らない論文も一緒に送ってくれたうえに、成功を祈ります、と付け加えてあった。偉くなる人というのは、器が大きいのだな〜と心から敬服した。

最後に、インターネットの情報も有用なときがあるのかもしれない。アメリカの病院は特に、自分たちでかっこいい動画を作ってYoutubeで公開している。ただ、これは僕はかなり眉唾だろうな〜と思っている。だって、どうにでも作れるし、特にアメリカはイメージ戦力に長けているので現実がどのくらい反映されているのだろうと思ってしまう。

日本でもそうだと思うけど、病院見学は基本的にどこの病院でもオープンだし、約束さえして行けばどの病院でも気軽にさせてくれるので、躊躇せずに見学の申し入れをしてもいいと思う。基本的には、日本からきたとなれば歓迎してくれるのではないかと思う。




笑いところも、落ちもないつまらない文章になってしまった。ごめんなさい。





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このブログの登場人物
A教授:この病院のボス。手術中の紳士的な態度もさることながら、普段の笑顔も素敵。 H先生:A教授と同じ立場のボス。手術中は吠える鬼神に化す。手術を離れるとびっくりするくらい温かい人。実はいろいろな人のことをよく考えているのはこの先生。スロバキア人。 心臓先生:定年まじかのベテラン心臓外科医。みんなの指導医で、論文の数も凄まじく、統計処理も天才的。アフリカのブルンジ人。 J先生:兄貴のような執刀医。明るくて楽しいのだけど、感情の起伏が激しくて手術中は叫びまくることも。でも、その次の瞬間には笑っている。ギリシャ人の血をひくドイツ人。2012年の8月からベルリンの小児心臓外科のボスとして赴任。 C先生:推定年齢45~48歳の女医さん。だれも本当の年齢は知らない。長くこの病院に勤めていて、J先生の去った後、ようやく執刀医の位置に。ドイツ人。 L先生:J先生の後がまで赴任してきた先生。アメリカで修行した経験あり。ドイツ人らしい慎み深いいい人。 P先生:30歳の唯一の若者。元気でいい奴だけど、ちょっと性格が悪く看護師さんからは嫌われていたりいなかったり。H先生と同じスロバキア人で、H先生の保護下にいる。やや過保護?! D君:元々はスクラブナースだったけど才能を見いだされて手術アシスタントに。
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遮断鉗子

Author:遮断鉗子
心臓外科医のブログです。
小児心臓外科医(35歳 心臓外科 10年目)のドイツ留学記です。
2010年7月からドイツに。

毎日の手術の事を中心に。ドイツビールの紹介もしていきます。

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