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完全房室中隔欠損症根治術

5ヶ月、5kgの完全房室中隔欠損症、21 Trisomy。手術はH先生、僕、Iさん。心室中隔欠損も大きくて、2 patch techniqueで。僧帽弁は普通ないところにも裂け目があって、一度離脱した人工心肺に戻って、やりなおし。小さな裂け目を見つけて閉鎖。手術は無事に終了。

今日は、Iさんの調子が悪かった。なんというか、気もそぞろで集中できていない感じ。ずっと集中できてないのではなくて、たまに、気持ちがどこかに行っている。それでも、ふと我に返って仕事を続けるのだけど、その我に返った瞬間というのは誰でもそうで、失敗しやすいタイミング。我に返った瞬間に手を動かすと、頭の中の我を失う前のイメージと、我に返った後の現実の様子が違うので、何かをしでかすことが多い。たいしたことじゃないのだけど、H先生の逆鱗にふれ、サクションを術野の外でもたされて、『ここにいろ!!』と。ちょっと可哀想だけど、H先生も何となくIさんの調子悪さに気がついていた様子。

閉胸の時にIさんは、『一つのミスで、何もするなと言われていた半年まえにもどちゃった』と悔しそうに残念そうに話していた。その気持ちわかるよ〜。一生懸命、長い時間かけて積み上げたものを、自分の小さなミスでなかったものになれる悔しさとか無念さ。『大丈夫、H先生はもう忘れているから、明日はいつものようにやれるよ』と言うけど、Iさんの悔しさはなかなか簡単には収まらない。こういうところがあるから、彼女は上手になるんだな。


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No title

今日、久しぶりにブログを拝見しました。
おかえりなさい!ですね!
あまりに久しぶりで自分のハンネ忘れかけてました(ゝω・´★)
ブログの復活を嬉しく思います。

Re: No title

サンフラワーさん、コメントありがとうございます!!

お久しぶりです!!再開していましたよ。
もうすぐ終りますけど〜。笑

また、これからもよろしくお願いします!!
このブログの登場人物
A教授:この病院のボス。手術中の紳士的な態度もさることながら、普段の笑顔も素敵。 H先生:A教授と同じ立場のボス。手術中は吠える鬼神に化す。手術を離れるとびっくりするくらい温かい人。実はいろいろな人のことをよく考えているのはこの先生。スロバキア人。 心臓先生:定年まじかのベテラン心臓外科医。みんなの指導医で、論文の数も凄まじく、統計処理も天才的。アフリカのブルンジ人。 J先生:兄貴のような執刀医。明るくて楽しいのだけど、感情の起伏が激しくて手術中は叫びまくることも。でも、その次の瞬間には笑っている。ギリシャ人の血をひくドイツ人。2012年の8月からベルリンの小児心臓外科のボスとして赴任。 C先生:推定年齢45~48歳の女医さん。だれも本当の年齢は知らない。長くこの病院に勤めていて、J先生の去った後、ようやく執刀医の位置に。ドイツ人。 L先生:J先生の後がまで赴任してきた先生。アメリカで修行した経験あり。ドイツ人らしい慎み深いいい人。 P先生:30歳の唯一の若者。元気でいい奴だけど、ちょっと性格が悪く看護師さんからは嫌われていたりいなかったり。H先生と同じスロバキア人で、H先生の保護下にいる。やや過保護?! D君:元々はスクラブナースだったけど才能を見いだされて手術アシスタントに。
プロフィール

遮断鉗子

Author:遮断鉗子
心臓外科医のブログです。
小児心臓外科医(35歳 心臓外科 10年目)のドイツ留学記です。
2010年7月からドイツに。

毎日の手術の事を中心に。ドイツビールの紹介もしていきます。

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心臓を熱く語る、勉強するみんなの会です!! こちらにも遊びにきてくださ~い!!
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