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遮断鉗子的抄読会(2) これはすなわち『優しさ』ということ

大学生の頃、ナンパというのをしたことがある。え〜!!ナンパ〜!!と思うかもしれないが、実はこれがなかなか奥深い。見ず知らずの人に声をかけて、話題を広げ一緒に飲みに行き、そして、どうにかして、その、あれだ。うん。まあいい。細かい事は忘れた。とにかく、そう簡単ではない。こんなことを書いてはいけないかもしれないが、この時の実地訓練が、医者になってから患者さんとの関係を作るのに非常に役に立っている。もちろん、ナンパと医師患者関係の構築が同じだとは言わないけど、見ず知らずの人と短期間で信頼関係を構築して、身を任せてもらわないといけない、ということは似ている。若い研修医に、『良い医師になりたかったら病院ばかりにいないで、土日はナンパをしてこい!!成果を報告しろ!!』と何年も言い続けているけど、未だかつて実践してくれた研修医はひとりもいない。僕の教育方針は間違っているのだろうか?僕は、そう常に悩んでいる。そこで、そんな若い研修医の先生におくる今日の抄読会。

タイトルがこれ。

Effects of solicitor sex and attractiveness on receptivity to sexual offers: a field study.Guéguen N.Arch Sex Behav. 2011 Oct;40(5):915-9. これを上品に訳すのは難しいから、タイトルの訳はそれぞれに任せる事にする。

道ばたで異性に声をかけるという実験の結果を報告したフランスの論文。
男性、女性の仕掛人がそれぞれ道を歩いている異性をランダムに選び、声をかける。ますは、こう。

‘‘I find you very likeable and attractive.’’(原文);
『私は、あなたが非常に感じが良く、そして魅力的だということを見いだしました』(直訳)
『自分、めっちゃかわいいな〜』(実践ナンパ語訳)

そして、ランダムに次のうちのどちらかを言う。

1,‘‘Would you come to my apartment to have a drink?’’(原文):
『もしよろしければ、お酒を飲むために私のアパートに一緒に来て頂けませんか?』(直訳)
『オレんち、めっちゃちかくなんやんか〜。一緒にお酒でも飲まへん?』(実践ナンパ語訳)

2,‘‘Would you go to bed with me?’’ (原文):
『もしよろしければ、私と一緒にベッドに行って頂けないでしょうか?』(直訳)
『え〜!?いいやん。むずかしいこといわずに、な。な。オレと〇〇◯しようや〜』(実践ナンパ語訳)
(*注:このブログは公序良俗を推進しているので、一部を自主規制させて頂きました)

結果は明白だけど、一応、結果を発表する。
男性に声をかけられた女性でOK〜!!と答えた人は、1の場合40%(60人中24人)。2の場合は、たったの2%(60人中1人)。女性に声をかけられた男性は、1の場合88%(60人中54人)。2だと72%(60人中43人)がOK!!と答えた。というのがこの実験の結果。

過去の報告では、アメリカでも同様の実験が行われていて、同様の結果が得られているとDiscussionで言及されている。

男って世界中どこ行ってもバカなのね〜。

多くの女性は、そう思うかもしれないけど、それは全くの誤解だと僕は思う。これは、世界中の男性の男気の現れではないかと、僕は解釈している。僕が解釈するに、この論文で言いたい事は、1や2のように誘ってくる女性に恥をかかせてはいけないという、男の『優しや』や『男気』は世界共通なのだという事。断っておくが、自分がこの女の子といや〜んなことできる!!ラッキー!!とか、そんな浅はかではないのだ。すなわち、男って世界中どこにいっても、女性の事を最優先に考えていて、優しいんだってこと、さ。フッ。それに比べて、女性の冷たい事。。。。。。





若い研修医諸君。ナンパにもエビデンスがあるのだ。さあ、『医師患者関係の作り方』なんてくだらないマニュアル本を捨てて街にでよう!!






*この実験には欠点があります。それは仕掛人によるバイアスが大きいという事です。実践される際は、鏡の中のご自身とよくご検討下さる事を推奨します。40%はいけるんや〜!!と実践して、成果がゼロでも、それは自己責任だということを予めご了承下さい。





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このブログの登場人物
A教授:この病院のボス。手術中の紳士的な態度もさることながら、普段の笑顔も素敵。 H先生:A教授と同じ立場のボス。手術中は吠える鬼神に化す。手術を離れるとびっくりするくらい温かい人。実はいろいろな人のことをよく考えているのはこの先生。スロバキア人。 心臓先生:定年まじかのベテラン心臓外科医。みんなの指導医で、論文の数も凄まじく、統計処理も天才的。アフリカのブルンジ人。 J先生:兄貴のような執刀医。明るくて楽しいのだけど、感情の起伏が激しくて手術中は叫びまくることも。でも、その次の瞬間には笑っている。ギリシャ人の血をひくドイツ人。2012年の8月からベルリンの小児心臓外科のボスとして赴任。 C先生:推定年齢45~48歳の女医さん。だれも本当の年齢は知らない。長くこの病院に勤めていて、J先生の去った後、ようやく執刀医の位置に。ドイツ人。 L先生:J先生の後がまで赴任してきた先生。アメリカで修行した経験あり。ドイツ人らしい慎み深いいい人。 P先生:30歳の唯一の若者。元気でいい奴だけど、ちょっと性格が悪く看護師さんからは嫌われていたりいなかったり。H先生と同じスロバキア人で、H先生の保護下にいる。やや過保護?! D君:元々はスクラブナースだったけど才能を見いだされて手術アシスタントに。
プロフィール

遮断鉗子

Author:遮断鉗子
心臓外科医のブログです。
小児心臓外科医(35歳 心臓外科 10年目)のドイツ留学記です。
2010年7月からドイツに。

毎日の手術の事を中心に。ドイツビールの紹介もしていきます。

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